社内ラジオで社員を巻き込む!アンケート活用のコツとアイデア集
社内ラジオを続けていると、「一方的に話すだけでは疲れる」「社員があまり興味を持ってくれない」という悩みを感じることがあるでしょう。
社員を巻き込む仕掛けとして「アンケート」があります。アンケートをうまく使えば、社員の声を拾い上げるだけでなく、ラジオを「自分たちのメディア」と認識してもらい、関わりを生み出せます。
社内ラジオでアンケートを活用する際のポイントと、具体的なアンケートのネタアイデアを紹介します。では、どうぞ。
記事を書いた人
高間 俊輔
株式会社オフィスエンニチ 代表取締役
社内ラジオでアンケートを活用する理由
ラジオは、一方的に話すだけでは限界があります。ネタが尽きたり、リスナーが関心を失ってしまうこともあります。失敗するケースについては、こちらに書きました。
「アンケート」の効果は以下のような感じでしょうか。
- 社員を巻き込むことで一体感が生まれる
アンケートを通じて社員の声を拾うことで、ラジオを「自分たちのもの」と感じてもらいやすくなります。自分が投稿した内容がラジオで紹介されると、それだけで関心を持って聞いてくれるようになります。 - 運営者の負担が軽減する
アンケートをもとに話題を展開すれば、トークのネタになります。社員の声を活用することで、運営側の準備負担を軽減することができます。 - 社員の意外な人柄を発見できる
アンケートの内容次第で、社員の人柄や意外な趣味、経験などが垣間見えることがあります。これが社内のコミュニケーションを活性化させるきっかけにもなります。
アンケート設計のポイント
アンケートを活用するためには、回収率を高める工夫は必要ですが、回収率はひとまず、おいておきましょう。始めから高い回収率は期待できません。気軽に回答できる「設計」と「ネタ」が重要です。
- 質問は少なく
設問は1~2個に絞り、直感的に答えられる内容がよいのではないでしょうか。複雑なアンケートは回答者のハードルを上げてしまいます。 - 話したくなる設問
社員が思わず話したくなるような、楽しい質問や共感を呼ぶ内容を盛り込みます。たとえば、懐かしい思い出や最近の出来事など、個人的なエピソードを引き出せる設問 - 人柄が出る内容にする
回答を聞いて「その人らしいな」「意外な一面が知れた!」と感じてもらえる内容。 - 回答結果をラジオで紹介する工夫
回答をもとにラジオ内でトークを展開することで、社員の声を生かした番組作りができます。それにまつわるエピソードやパーソナリティの感想を交えると盛り上がります。
具体的なアンケートのネタアイデア
アンケートの設問は、簡単かつ楽しく、話題性のあるものが理想です。以下に、社内ラジオで使える具体的なアイデアをまとめました。
子どもの頃のことを聞く質問
- 子供の頃の楽しい思い出は?
- 初めて買ったレコード、CD、カセットは?
- 初めて自分で買った服の記憶は?
- 先生との思い出
- 小学校の頃に好きだった遊びは?
仕事と関係がなく、「なんのための質問なの?」と上司から聞かれるかも知れません。これは自己開示の練習なんです。子どもの頃のことに意識を向けて、思い出す行為に、人格の根幹が詰まっています。
日常生活
- 最近、「怒りたいけど我慢したこと」
- 実は人に言ったことのない、密かな楽しみ
- 人に言いたいけど、教えたくない新しい食べ方
- 誰かにちょっと聞いてほしいこと
日記みたいなもので、感じたことを言葉にする練習。普段あまりしないでしょう。感情を捉えて、言葉にすると、感情の粒度が高まります。
ユニーク質問
- たまに見る夢
- タイムマシンで行けるならどの時代に行きたい?
- 自分を動物に例えると何?その理由は?
季節ごとの質問
- 年末までに「これだけはやっておきたい」目標は?
- 冬グルメといえば
これはもはや、単純なコミュニケーションです。ほっと一息、あはは、と笑えるような内容がでてきたら、職場は和みます。
アンケートで集まった回答は、ラジオのトークの軸になります。結果を元にDJが感想や自身の体験を交えながらトークすることで、自然とトークにが展開していきますね。
アンケート活用のポイントやネタアイデアを紹介してきましたが、「どんなアンケートなら回収率が高いのか?」という点については、まだ試行錯誤中です。
もし「こんなアンケートが良さそう」「うちの会社ではこんな設問がウケた」などのアイデアがあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです!
まとめ:アンケートで社員の声を活かした社内ラジオ作り
社内ラジオをより楽しく、社員に愛されるコミュニティにするためには、社員の声をうまく拾い上げ、紹介する仕掛けはキーポイントです。
その手段として「アンケート」は非常に使いやすいツールです。
簡単で答えやすい設問や、楽しく話題性のある質問を活用し、社員を巻き込んだ番組作りを目指しましょう。社員の声が詰まった社内ラジオは、ただの情報発信を超え、会社全体のコミュニケーションを活性化させるツールになります。ぜひ、トライしてみてください。