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社内ラジオで社員の新たな可能性を!声で磨く、提案力と伝える力

takama

先日、近大ビジコン2024を見学してきました。20歳そこそこの大学生たちが、短時間で自分のビジネスプランを審査員や観衆に伝え、その価値を納得させる熱量と練度。

その完成度にとても感心しました。と同時に、プレゼンの優劣が競われる場面で、「話し方」や「伝える力」の大切さも実感しました。そこでふと思いました。

自社内での新規事業の提案や社内起業のプレゼンも、ピッチコンテストと似ているのではないかと。ピッチほど短時間ではないにせよ、審査する人に「それはいいね」と思わせなければ、次のステージには進めません。そしてその成功の鍵を握るのは、どれだけ自分の考えを伝えられるか。その力です。

記事を書いた人

堀美 和子

おもしろPR
プロデューサー

社内ラジオがもたらす「声だけで伝える訓練」

企業の中で新しい提案をする社員が、そのプレゼンを磨くために「社内ラジオ」を活用してみたらどうでしょう?

ラジオは視覚に頼らず、声だけでリスナーを惹きつけるメディアです。つまり、提案者は「言葉」と「声」のみで自分のアイデアを説明し、相手に納得してもらわなければなりません。

この“ある意味過酷な状況”を乗り越えることで、社員たちは次の力を得られます

  • 論理的な説明力:「視覚資料がなくても、構造がしっかりしている」と思わせる。
  • 説得力のある声:声の抑揚やリズムを鍛えることで、感情を込めたプレゼンが可能になる。
  • 緊張感への耐性:ラジオで話す経験が、視覚要素も加わった本番を一段と楽に感じさせる。

一度「声だけで伝え切る」練習を積むと、スライドや身振り手振りを使える本番では、アイデアの強さが際立ちます。社内ラジオは、こうしたトレーニングの場として非常に適しているのです。

忘れられない実例:資料なしで挑んだ発表

個人的なエピソードですが、マーケティング塾でこんな場面を目撃しました。ある参加者が大事な資料を忘れてしまい、口頭だけで発表せざるを得なくなったのです。

誰もがその発表の失敗を予想しました。しかしその人は、驚くほど見事に話し切り、かえって強烈な印象を残しました。視覚資料に頼れない状況が、話し手の伝える力を引き出した例です。

社内ラジオが社員の底力を引き出す

社内ラジオは単に情報共有のツールではありません。社員が提案力を磨き、自己の成長と会社の今後に寄与する機会を提供する舞台と捉える事もできます。

例えば、ピッチコンテストの予行演習として社内ラジオを活用し、「声だけで納得させる」訓練を行えば、本番での成功率が上がるのは間違いないでしょう。

あなたの会社でも「社内ラジオ」を取り入れてみませんか?社員一人ひとりの力を底上げし、アイデアが生まれる文化を育てる第一歩となるはずです。

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