ESG時代に社内ラジオが効く!「難しい」話を簡単に!
年末になると来年のトレンド予測やキーワードが飛び交います。最近の日経ビジネスオンラインには「[ESG徹底予測2025]専門記者が選ぶESG番付 押さえるべきキーワード30」という記事も。
でも正直、専門用語や概念が難しくて、どこから手をつけていいのかわからない・・・そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか?そこでご提案したいのが、「社内ラジオ」という解決策です。これ、意外と優れものなんです。
記事を書いた人
堀美 和子
おもしろPR
プロデューサー
ESGって難しい・・・でも大丈夫、耳からなら入ってくる
ESG関連のトピックスは確かに重要ですが、聞き慣れない言葉や複雑な内容が多いですよね。「排出量取引制度」や「データドリブンHR」などのキーワードが並ぶと、どうしても「難しそう・・・」という感情が先行してしまうもの。
現代人たるもの、ESGのキーワードでおたついていてはいけないと思うのですが、やはりどうしても「難しそう・・・」が先に立ってしまう。人間は感情の動物ですから、「難しそう」と思ったら、なかなか先へ進めない。
しかしそんな一見とっつきにくそうな(けれど重要な)課題も、社内ラジオを通じて易しく噛み砕いて語ってもらえたらどうでしょう?ラジオなので目からの情報に頼れない。すると話者は難しい話ほど、聞きやすく、どうしたら分かってもらえるだろうと工夫して話します。
「難しそうな」話も自然に耳から入ってくれば、社員も経営陣も「ああ、あのことか」とスッと知識として身に着けられる。
そしてESG関連の問題や課題に直面した時に、「ああ、これは以前聞いたあれだな。確かあの時、参考になることを言ってたぞ」と、ネガティブな先入観なく、積極的に解を探し始めることができるのではないでしょうか。
例えば、「リジェネラティブ」というテーマを取り上げた回があったとします。ラジオを聞いた社員が、「ああ、あれってこういうことだったんだ」と気づくことで、次にこのテーマに直面したとき、前向きに取り組む土台ができます。
作る側にもメリットがいっぱい
社内ラジオは、聞き手だけでなく作り手にも多くのメリットをもたらします。難しい話題を取り上げる際、放送内容をどうすれば聞きやすくできるか、企画段階で深く考えることになります。この過程で企画力が磨かれ、収録・放送の際も、「どうすれば伝わるか?」を深く考えながら行いますので、伝える技術や話術も向上します。
また、難しい系の話は繰り返し聞くことで理解が深まったり、記憶への定着が増す傾向にありますので、再放送になじむ題材となります。一度放送したネタを再放送できるということは、特に忙しい時に作り手にとって、優しい(≒少し楽ができる)題材だったりします。
三方良しのコミュニケーションツール
社内ラジオの魅力を一言でまとめると、「聞いてよし、話してよし、企画してよし」の三方良しです。
SDGsやESGといった難解なテーマでも、ラジオという形式を通じて柔らかく伝えることができます。そして社員一人ひとりが、自分事として捉え、行動を起こすきっかけになるのです。
特に、これからの時代においては、「どれだけ迅速に、正確に、そして柔軟に情報を伝え、共有できるか」が企業の競争力を左右します。その手段として、社内ラジオは有効なツールの一つになりえます。
この記事が、社内ラジオを活用した新しい情報共有のアイデアとして、皆さまの参考になれば嬉しいです!