社内ラジオが生み出す小さな雑談と大きなつながり
芝生の悩み、どうする?季節外れの緑に困惑した知人の話
「今年の夏は特別暑かったし、秋も暑かったしで、庭の芝生が枯れへんねん」。12月の頭に、知人がボソッと呟きました。芝生には2つの種類があります。
「夏芝」(「暖地型芝」ともいわれ、熱さや乾燥に強く、30度以上の気温でも成長する)
「冬芝」(寒冷地に適した芝で、冬季も緑色の葉を保つ)
知人の庭は「夏芝」。通常であれば、晩秋に気温が低くなると葉が枯れ、休眠時期に入り越冬するのだそうですが、今年はまだ枯れずに緑色だと。もしその状態で急に寒くなり、霜が降りたり、雪が降ったりすると、根にダメージを受け、春の芽吹きができない等、生育に都合が悪いそうです。
「天気のことやからどうもできへんなぁ。とにかく早く枯れてくれて、肥料やりたいんやけどなぁ」。
庭で犬を飼い、家族でBBQを楽しむ知人にとって芝生は大切。もし私が園芸知識の豊富な人を知っていたら紹介してあげたい!と切実に思いました。
記事を書いた人
堀 美和子
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プロデューサー
雑談から生まれるつながり。社内ラジオで育てられそう
これは私と知人のよもやま話です。でもこれがもし、取引先との雑談だったら、どうでしょう?仕事上のつきあいではありますが、きっとあなたも「園芸に詳しい人がいたら紹介してあげたい」と思うはず。でも、残念ながら心当たりはいない。
そんな時、もし社内ラジオで「芝生の手入れに一家言持ってる人、いませんか?」なんて呼びかけられたら?数千人~数万人の社員さんがいる所なら、一人くらいは「芝生に詳しい人」「芝生に詳しい人を知っている人」がいないとも限りません。
社内ラジオを聞いて、「私、詳しいですよ」と誰か名乗りをあげてくれれば、件の「夏芝が枯れなくて困ってる取引先の人」に紹介することもできますよね。そこにつながりが生まれます。
雑談→社内ラジオ→思いがけないつながり
何気なく雑談として喋った自分の困りごとをあなたが憶えていて、わざわざ社内から詳しい人を連れてきてくれた、なんて分かったら、取引先の方の感謝は想像に難くない。
万一、その「芝生に詳しい人」のアドバイスが完璧でなくてもそれは仕方がない。プロの園芸家ではないわけですから。
それよりも「わざわざ私のために探して連れて来てくれた」というあなたの行為自体が大きな価値を持つ。社内ラジオには、こうした「困りごとに耳を傾け、行動する」チャンスを生み出す力があります。
社内ラジオは会社がもつみんなのためのメディアですから、うまく使えばよいです。
雑談の効力は、芝生だけじゃない
これ、別に「芝生」に関してのことだけじゃないです。日頃、営業先で
「今〇〇で困っている」
「〇〇に詳しい人を探している」
等のお悩みを聞いたら、社内ラジオを通じて呼びかけてみませんか?
きっと「あ!私それできます」という方が出てきます。すると「あの時、何気なく呟いたことをこんなふうに真剣に考えてくれたんだ」と感激されて、取引先とのつながりが強固になります。
社内ラジオは社外にも影響するメディア
社内ラジオは社員のためだけでなく、社外との接点にもプラスの影響を与える可能性があります。一見、社内向けの媒体ですが、取引先や関係者に新しい信頼やつながりをもたらす。
これって、社内ラジオならではの魅力じゃないでしょうか。芝生の手入れ一つから、こんなに可能性が広がるなんて。次はあなたが「困りごと解決の架け橋」になれるかもしれませんよ。社内ラジオは、社内に良いだけじゃない。社外にも良い不思議な媒体なんですよね。