社内ラジオで広げるSDGs、難しい話を身近に
社内ラジオでSDGsに一歩踏み出すきっかけに
「SDGs」という言葉は耳にしますが、「具体的に何をすればいいの?」と思っている方も多いかもしれません。特に、忙しい日常の中では、難しそうなテーマに踏み込むのはハードルが高いですよね。そんなときに活用したいのが社内ラジオです。
耳から届く情報なら、気軽に取り入れられるし、ちょっとしたヒントが自然と行動のきっかけになることも。今回は、社内ラジオを活用してSDGsを広めるアイデアをご提案します。
記事を書いた人
神崎 英徳 株式会社PRリンク
代表取締役
ラジオでSDGsを身近に感じる
SDGsのように一見難しそうなテーマでも、社内ラジオなら親しみやすい内容に変えられます。その理由は、ラジオの特性にあります。ラジオは、パーソナリティの語りかけや、ゲストの体験談を通じて、リスナーに寄り添うメディアです。
有名なところでは、ニッポン放送が行っていますし、Spotifyでポッドキャストを探してみると、結構たくさん出てきます。
山陰放送による番組
学校の授業みたいな内容ですが、会話で深ぼっていきます。Radikoで聞けます。
SDGsラジオ
https://www.sdgs-radio.jp/member/playlist
いろいろな会社が取り組むSDGsの活動を1分弱の短い時間で学べるポータルサイト。パーソナリティはプロのアナウンサーの独語のような感じで、聞きやすいです。
「学び」のためのコンテンツという感じがします。
若い世代の社員たちにとっては、SDGsは学校で学んできた身近なテーマです。そのため、こうしたラジオ番組は、世代間の会話のきっかけにもなります。
また、SDGsに取り組む企業は就職活動でも注目されており、「環境問題や社会貢献に配慮している企業」というイメージは、優秀な人材の採用にもつながります。
社内で行うにはこんな番組が考えられます
大きな会社には、脱炭素の取り組みを真剣に行う部門があります。その部門の取り組みを発信するのも良いですし、迫力のあるコンテンツは、やはり担当者の経験談ですね。「環境によい取り組みをしましょう!」だけでは、心を打つことはできない。
担当者も自ら考え、生活の中で実践することが大事。本気度が伝われば、経験談は社員の心に働きかける力を持ちます。
今日からできるエコ生活
小さなアクションが大きな影響を生むことを紹介するコーナーです。たとえば、ペーパーレス化を進めている部署の取り組みや、マイボトル持参のエピソードなど。「こんな簡単なことで良いんだ!」と感じられ、「自分もできそう」という内容がポイントです。
ごみの冒険
社内の廃棄物がどのように処理され、リサイクルされるのかを追う音声ドキュメンタリー。社内で実際にゴミを分別しているスタッフのインタビューを交えることで、「自分たちの廃棄物が次の資源になる」過程をリアルに伝えます。
たとえば、「プラスチック容器がどのように再利用されているのか」など、身近な事例を紹介します。
社内の実践者にインタビュー
社会貢献活動に積極的な社員をゲストに招き、その取り組みや想いを語ってもらう番組。「休日に地域の清掃活動をしています」「省エネアイデアを提案して採用されました」などの体験談は、聞き手の共感を呼びます。
社内コミュニケーションの強化とモチベーションアップ
ラジオ番組は、単なる情報提供の場にとどまりません。「ラジオで紹介されたアイデア、さっそく試してみたよ!」という会話が自然と生まれれば、社員同士のコミュニケーションも活性化します。
また、会社がSDGsに積極的に取り組む姿勢を発信することで、社員が「この会社で働いていて誇りに思う」と感じる機会が増えるでしょう。その結果、モチベーションアップにもつながります。社内ラジオが「私たちの会社は未来を考えて行動している」というメッセージを届ければ、社員一人ひとりがそれを意識しながら日常業務に取り組むようになるかもしれません。
まとめ
社内ラジオは、SDGsの意識を高めるための効果的なツールです。特に、ラジオならではの親しみやすさや臨場感を活かすことで、難しいテーマも楽しみながら学ぶ場に変えることができます。「わからない」から「やってみよう」へ、自然と一歩を踏み出せるきっかけになるはずです。
さらに、ラジオ番組を通じてSDGsに取り組む企業の姿勢を発信することは、若い世代の共感を得るだけでなく、採用活動にもプラスの効果をもたらします。社内のコミュニケーションが深まり、社員同士の絆が強まることで、職場全体が活気づくことも期待できます。
あなたの会社でも社内ラジオを活用して、SDGsの取り組みを広めてみませんか?「持続可能な未来をつくる一員になっている」という感覚は、きっと会社全体の雰囲気を明るくしてくれるはずです。