発声の工夫、こんなに変わる!「声」のチカラ
声と喋り方
ナレーターの畑中ふうです。
「自分の声はどんな声?」
今やスマホにボイスメモアプリも入っていて、以前より「自分の声を聴く」機会は増えていますが、さて「自分の声」とは?
私はいわゆる「ええ声~」で仕事をしているわけですが、自分の声を始めて聴いたのはいつだったか覚えていないくらい。たぶん半世紀以上前のことです^^;
記事を書いた人
畑中ふう
有限会社 連(muraji) 代表取締役
フリーナレーター
大学では放送部に入部。そこで生まれて初めて「声、いいね」と言われました。しかしそれまで「声、似てる」といわれまくってきた親父の声、兄貴の声を「いい声」と思ったこともなく、かなり意外、驚きましたし「この声が、ええ声?」と相当な時間、実感できずでした。
部活動でナレーションやフリートークの「自分の声と喋り方」を聴いたわけですが、
「さぶっ~」
「やめてぇ~!」
でしたし、自分の声が「ええ声」とは学生時代には思えませんでしたね。
「声」については、仕事をしていく中で違和感なくなっていくのですが、30歳半ばでやっていた深夜ラジオの「自分の喋り方、フリートーク」に愕然。
「こないベターっとしたんかい!」
と思い「自分の喋り方」を意識するようになっていきました。
発声を意識し自分の喋り方をアップデート
ボソボソと喋る VS ハキハキ喋る。どちらに「耳を傾けるか」!??!
喋る内容はおいといて。
「ハキハキ喋る、発声する」
ことで、まずはアテンションを発揮できるのは間違いないでしょう。喋り方は「性格」です。
しかし「ボソボソ喋る性格」であっても、きちんと発声することを覚えると
「そのボソボソ」
が聞き取りやすくでき、
「その性格」
が実は
「面白いこと喋る人やった」
となり得る。
ボソボソ性格の人がハキハキ喋ると無理が生じます。
あくまで自分のペースで喋るのですが、「発声」を覚えることで「景色」まで変わるかも。
「自分の話をこんなに聞いてもらえるようになるなんて!」
とか。いやほんま^^
私のような、日頃から大きな声でワーワー言うてるやつは、違う工夫をせんとあきません。例えば「大事なことを言う、伝えたい」時は、声のトーンを落とす、間を開けまくる・・・など。
社内ラジオで発声から抑揚から表現力を覚える、身につける
1億総表現者時代!?SNSが時代を変えました。メディアは新聞⇒ラジオ⇒テレビと発展。それは技術の進化がもたらしたものでもありますが、今や「視覚」過多ですね、きっと。
さらに次はAI・・・つまり
「さあ!生身の人間力が問われるで」
「さあ!それこそ『声』の出番なんやで」
と思います。ただ・・・地味なんですわ^^;
いや、地味だからこそ「ほんまもんのチカラ」がそこにある!・・・はず!・・・たぶん^^;
「社内ラジオ」
と聞いても
「なんかいな?」
と思われるでしょうが、とにもかくにも「あなたが主役」「あなたの伝えたいことを伝える」という、今の時代のテーマを「あなたの声」でアプローチできるツール。そう、ツールなら使うてなんぼやんけ!です。使い倒してってください。
きっと「景色」が変わります!・・・はず・・・たぶん^0^